2009年07月26日

第二章・54P【ワタル編】

おつまみは何がいい?
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【ワタル編】
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「俺が考えてきたネタ。それは【合コンネタ】!!」



『「合コン!?」』



ワタルが言い終えると同時に皆が一斉に聞き返していた。
それも無理はない。(笑)

一発目からワタルはぶっ飛んだ事をプレゼンしてきた。



「そう、合コン!あ、マスター生ビールおかわりねっ♪
・・・いい?主人公はさえない大学生の男の子。
今まで彼女が出来た事は一度も無いんだ。
でも、顔は悪くないのよ?格好も普通にそこいら辺にいそうな感じ。
でも、何故か彼女ができないのよ。」



ワタルは三杯目のビールを幸せそうに流し込みながらつづけた。






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posted by りょうちゃん at 02:29| 東京 ☀| Comment(53) | TrackBack(0) | 自作連載小説『未来はぼくらの手の中っ』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月30日

第二章・53P

運ばれてきた料理を食べながら、おのおの好きに騒ぐ。
俺たちは(まぁ、ほとんど俺がなんだけど・・・)
毎回必ず【焼きピスタチオ】を頼む。


【ムーンムーン】ではこのピスタチオを焼いて出してくれる。
熱々な殻を取って食べるこのおつまみが何よりの大好物だった。


そして、【エビとアボガドの仲良しトースト】。

オリーブオイルとガーリックオイルを混ぜ合わせたものを輪切りにしたトーストに軽く塗り軽く焼く。

そしてその上にアボガドをクリーム状にしたものにエビを絡めたものをのっけてできあがり。


ネーミングはイマイチだが、コレは味は絶品だ!!



食も進み、酒も進み、場も温まってきた頃に今日の本題に入った。


「じゃあ、ヨッチ、俺の考えたネタから聞いてもらえるかな?」



ワタルが二杯目のビールを飲み終えたところで切り出してきた。


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2009年06月29日

第二章・52P

五月五日、晴れ。

今日は我等が【SESSIONS】
一回目の【ネタ発表会】である。


プレゼンの場といっても、会場はいつも通り
カフェ【ムーンムーン】。

マスターは今日も民族衣装に身を包み、そして店内にはアシッドジャズ的な音楽が流れていた。
確か、大坂のほうでデビューした3ピースバンドだっただろうか。

俺もこのバンドの曲が好きでアルバムを二枚もっている。



『さーて、とりあえず・・・かんぱーいっ!!』



『「かんぱーい!!」』



俺はいつも通りにシャンディ・ガフ。

他のメンズは「まずは生」を基本に生ビールを飲んでいた。

ミトモは今日はレッドアイ。
随分と格好イイものを飲むなぁ・・・

智子はドライ・キティ。
ワイングラスに入っている、これまたオシャレな飲み物だ。



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2009年06月17日

第二章・51P

「何?」



俺はやっと思い出した。
自信満々な内容を。

そしてピザをほおばりながら



『いや、あるぜ〜いいのが♪♪明日は【あっ】と言わせてやるよ♪』


と、やっと余裕の笑みをみせる。

いやー、やっぱりこの店のマルゲリータは絶品だ!ネタも出来たし、明日は俺の一人がちだろー♪♪



「今自分で言ってなかった?(笑)」


俺の変わりっぷりに、飽きれたように智子が笑っていた。


さーて、明日はいよいよ第一回のネタの持込日だ!さっきまでとはうってかわって、酒が進む進む♪♪


『イーんだよ!』


俺はシャンディでピザを流し込みながら、そう智子に言ったのだった。


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2009年06月14日

第二章・50P

いつもは自信満々な俺が、あーだこーだ悩んでいるのが面白いらしい。
智子はマルゲリータを1ピース口にくわえながら、あたかも
【勝ったわね♪】
と言わんばかりの含み笑いでこう言うのだ。



「だーめでしょー?明日発表なんだから、それまでは内緒♪なーに、出だしっから煮詰まってるのー?考えすぎなんだって!自分の創りたいもの、あったんでしょー?それとも、美樹も【視聴者側】で考えてみる?(笑)」



やれやれ、智子にかかるとモヤモヤも吹っ飛ぶわな。



「創りたいもの」


そー、あったんだよ。元々スポットをあてたい人たちが居たんだわ。俺の心、そして世界中の人たちの心を一瞬にして動かすことの出来る、スーパーマン達が!



『あっ!!』


モスコに手を伸ばしかけていた智子が、俺の声に驚いたのか、猫が
【ビクっ】っとなるように、モスコから手を引いて俺に聞く。





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posted by りょうちゃん at 23:33| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 自作連載小説『未来はぼくらの手の中っ』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

第二章・49P

「私?私は決まったよー?結構いっぱい出てくるもんだね!
ほら、美樹言ってくれてたじゃない?
私は作り手側じゃなくて視聴者側の視点でそのまま【作りたいもの】じゃなくて【見たいもの】を考えてくれればいいって♪
結構面白いね。考えると♪♪」


吉祥寺の井の頭公園側にあるピザ屋で俺たちはマルゲリータ、シャンディ・ガフ、モスコミュールを頼んでいた。

頭を抱えている俺を、智子はニヤニヤとモスコ片手にそう言いのけたのだった。


『おー、絶好調か?なになに、教えてよ』


旨いピザも、シャンディも今は悩みの味となってしまう。このピザをいかに旨く食うか!それにはこの問題をクリアせねば。




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posted by りょうちゃん at 00:33| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 自作連載小説『未来はぼくらの手の中っ』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月03日

第二章・48P

そう!
【ムーンムーン】でのワタルとの会話をきっかけに俺はすっかり立ち直っていた。


それまでの頭の中の雨雲が嘘のように晴れ渡っていき、今は常に太陽に照らされているような感じ♪♪


人間、何がきっかけになるか分からない。



持つべきものは、なんとやら(笑)



【SESSIONS】結成から一週間が過ぎ、今は皆次の集まりにだす、

【お題】のネタ探しに追われているところだった。


かく言う俺自身も、


『一発目だろー・・・?』


と、気合を入れすぎていたトコだった。
智子はと言うと・


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posted by りょうちゃん at 01:06| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 自作連載小説『未来はぼくらの手の中っ』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月31日

第二章・47P

四月には花見大会のほかにももう一つイベントがあった。
毎年俺の誕生日は四月にやってくるため、学生の頃はまだ皆と仲良くもなってないうちにやってくる俺の誕生日を、少し淋しくも思ったものだ。


今年の誕生日は智子が祝ってくれたので、淋しい想いをすることもなく、その日ばかりはしぼんだ気持ちも忘れていた。


さすが智子!ありがとう。


今年の誕生日は彼女が居たので、皆気を使ってか、お祝いの言葉は、決まってメールでやってきた(笑)
そのほとんどが

【ともさんを泣かすんじゃないぞ!?】

とか

【仲良くやるんだぞ?】


ってゆー、俺の誕生日とはあまり関係の無い言葉ばかりだった。



俺の仲間らしい、いいメールだ(笑)



だけど、月末に進むにつれ、俺の気持ちも沈んでいく一方だった。



あのきっかけがあるまでは。


・・


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posted by りょうちゃん at 23:34| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 自作連載小説『未来はぼくらの手の中っ』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月29日

第二章・46P

おつまみは何がいい?
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桜のシーズンも終わり五月に入ると、俺の心も先月とは打って変わって晴れやかなものだった。

今年は例年より桜の開花が遅く、三月も終わるぜ?って頃にやっとその花を咲かせたのだった。
毎年恒例の
【井の頭公園大お花見大会】
も無事終了し、皆満足げだった。

でもあの頃の俺の心は桜の花びらとは真逆のしぼんだままだった。

新生活に意欲を燃やす新社会人。

新学期に胸を躍らす学生達。

桜の花びらは、そんな新生活人たちを笑って送り出してくれていたのだが、あの頃の俺はときたら・・・






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posted by りょうちゃん at 01:43| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 自作連載小説『未来はぼくらの手の中っ』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月28日

第一章・45P

『「・・・」』



『ん、SESSIONS!!』



『「SESSIONS!?」』



『そー!皆コレだけの個性の集まりだろ?
【SESSIONS】って集まりとか寄せ集め、みたいな意味があるから(笑)どうかな?』



「うん、いーんじゃない?」



「格好いいっすね!!」



『じゃあ、俺たちSESSIONSの結成記念に、かんぱーいっ!!』






結局その日は具体的な話は全然出来なかったけど、皆希望に満ちた顔をしていた。

それぞれ思ってることは違うんだろうけど、でも、それぞれの思いを秘めて、今は互いにバカ騒ぎをしていた。



新しい光に照らされて。







『あ。よく見たら、俺たち皆30歳手前じゃん・・・(笑)』


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posted by りょうちゃん at 00:36| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 自作連載小説『未来はぼくらの手の中っ』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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