2009年06月30日

第二章・53P

運ばれてきた料理を食べながら、おのおの好きに騒ぐ。
俺たちは(まぁ、ほとんど俺がなんだけど・・・)
毎回必ず【焼きピスタチオ】を頼む。


【ムーンムーン】ではこのピスタチオを焼いて出してくれる。
熱々な殻を取って食べるこのおつまみが何よりの大好物だった。


そして、【エビとアボガドの仲良しトースト】。

オリーブオイルとガーリックオイルを混ぜ合わせたものを輪切りにしたトーストに軽く塗り軽く焼く。

そしてその上にアボガドをクリーム状にしたものにエビを絡めたものをのっけてできあがり。


ネーミングはイマイチだが、コレは味は絶品だ!!



食も進み、酒も進み、場も温まってきた頃に今日の本題に入った。


「じゃあ、ヨッチ、俺の考えたネタから聞いてもらえるかな?」



ワタルが二杯目のビールを飲み終えたところで切り出してきた。


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posted by りょうちゃん at 00:52| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 自作連載小説『未来はぼくらの手の中っ』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月29日

第二章・52P

五月五日、晴れ。

今日は我等が【SESSIONS】
一回目の【ネタ発表会】である。


プレゼンの場といっても、会場はいつも通り
カフェ【ムーンムーン】。

マスターは今日も民族衣装に身を包み、そして店内にはアシッドジャズ的な音楽が流れていた。
確か、大坂のほうでデビューした3ピースバンドだっただろうか。

俺もこのバンドの曲が好きでアルバムを二枚もっている。



『さーて、とりあえず・・・かんぱーいっ!!』



『「かんぱーい!!」』



俺はいつも通りにシャンディ・ガフ。

他のメンズは「まずは生」を基本に生ビールを飲んでいた。

ミトモは今日はレッドアイ。
随分と格好イイものを飲むなぁ・・・

智子はドライ・キティ。
ワイングラスに入っている、これまたオシャレな飲み物だ。



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posted by りょうちゃん at 01:37| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 自作連載小説『未来はぼくらの手の中っ』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月17日

第二章・51P

「何?」



俺はやっと思い出した。
自信満々な内容を。

そしてピザをほおばりながら



『いや、あるぜ〜いいのが♪♪明日は【あっ】と言わせてやるよ♪』


と、やっと余裕の笑みをみせる。

いやー、やっぱりこの店のマルゲリータは絶品だ!ネタも出来たし、明日は俺の一人がちだろー♪♪



「今自分で言ってなかった?(笑)」


俺の変わりっぷりに、飽きれたように智子が笑っていた。


さーて、明日はいよいよ第一回のネタの持込日だ!さっきまでとはうってかわって、酒が進む進む♪♪


『イーんだよ!』


俺はシャンディでピザを流し込みながら、そう智子に言ったのだった。


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posted by りょうちゃん at 02:39| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 自作連載小説『未来はぼくらの手の中っ』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月14日

第二章・50P

いつもは自信満々な俺が、あーだこーだ悩んでいるのが面白いらしい。
智子はマルゲリータを1ピース口にくわえながら、あたかも
【勝ったわね♪】
と言わんばかりの含み笑いでこう言うのだ。



「だーめでしょー?明日発表なんだから、それまでは内緒♪なーに、出だしっから煮詰まってるのー?考えすぎなんだって!自分の創りたいもの、あったんでしょー?それとも、美樹も【視聴者側】で考えてみる?(笑)」



やれやれ、智子にかかるとモヤモヤも吹っ飛ぶわな。



「創りたいもの」


そー、あったんだよ。元々スポットをあてたい人たちが居たんだわ。俺の心、そして世界中の人たちの心を一瞬にして動かすことの出来る、スーパーマン達が!



『あっ!!』


モスコに手を伸ばしかけていた智子が、俺の声に驚いたのか、猫が
【ビクっ】っとなるように、モスコから手を引いて俺に聞く。





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posted by りょうちゃん at 23:33| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 自作連載小説『未来はぼくらの手の中っ』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

第二章・49P

「私?私は決まったよー?結構いっぱい出てくるもんだね!
ほら、美樹言ってくれてたじゃない?
私は作り手側じゃなくて視聴者側の視点でそのまま【作りたいもの】じゃなくて【見たいもの】を考えてくれればいいって♪
結構面白いね。考えると♪♪」


吉祥寺の井の頭公園側にあるピザ屋で俺たちはマルゲリータ、シャンディ・ガフ、モスコミュールを頼んでいた。

頭を抱えている俺を、智子はニヤニヤとモスコ片手にそう言いのけたのだった。


『おー、絶好調か?なになに、教えてよ』


旨いピザも、シャンディも今は悩みの味となってしまう。このピザをいかに旨く食うか!それにはこの問題をクリアせねば。




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posted by りょうちゃん at 00:33| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 自作連載小説『未来はぼくらの手の中っ』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月03日

第二章・48P

そう!
【ムーンムーン】でのワタルとの会話をきっかけに俺はすっかり立ち直っていた。


それまでの頭の中の雨雲が嘘のように晴れ渡っていき、今は常に太陽に照らされているような感じ♪♪


人間、何がきっかけになるか分からない。



持つべきものは、なんとやら(笑)



【SESSIONS】結成から一週間が過ぎ、今は皆次の集まりにだす、

【お題】のネタ探しに追われているところだった。


かく言う俺自身も、


『一発目だろー・・・?』


と、気合を入れすぎていたトコだった。
智子はと言うと・


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posted by りょうちゃん at 01:06| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 自作連載小説『未来はぼくらの手の中っ』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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